モロコ(クエ)釣りのテクニック
@道具
 超大物用サオ(サオの固さは好み)
 50ポンド以上の大型量軸リール(出来ればレバードラグ、2スピード変速付き)
 超大物対応のロッドキーパー
 尻手ロープ(6ミリ以上の物)
 道糸50ポンドリールの場合、新素材30号
 それ以上のリールは新素材30号又はナイロン80〜100号
 いずれも200メートルは巻くこと
A     仕掛け
 仕掛けは単純です。
 クレン親子サルカンによる固定式
 ステイト40号60センチ
 ハリス60号〜100号3ヒロ以上
 ハリ、大型管付ネムリ35号〜50号または泳がせ針35号〜40号
 (ねむり針の方が根掛かりは少ないオーナー針で言うとスーパームツ25号がかんぱちを狙うのにも結構使えると思う。
 自分が31 キロを獲った時はこの針です。もろこで良く見るのが金竜のくえ針45号です)

 ハリのチモト15センチぐらいの所に4〜6号の中通しオモリを玉浮きの付ける要領で付ける。
 大きい針の場合は軽めのオモリ、 小さめの針の場合は大きめのオモリにすること。

 新素材の道糸を使う人はクッションゴム適合耐加重の物を必ず付ける事
 オモリは円筒型の300〜400号

※ シケた時はエサがミチイトによく絡む。波の動きを吸収できる遊動式にすると効果がある、
  又は死エサを使用しているときはハ  リスを4ヒロから6ヒロ程度に長くするのも効果的。
  短いヒモを振ると激しく上下し蛇のように曲がりますが長いヒモを同じ様  に振ってもあまり曲がらない。  

  又は耐十加重に耐えるテンビンを自作し使用するのも効果的。

  ハリス60号でも40キロの物が上がります。但しハリス痛みの確認はこまめに
   (ちなみに銭洲の82キロのカンパチは60号ハリスで上がっています。)

※ なぜハリのチモトにオモリを付けるのかそれはまず生きエサから言うとエサが釣っている最中あまり元気ではだめなのです。
  上に行ったり下に行ったり下ならよいのですが上に行くとモロコからはもう見えません。そうですモロコは近眼です

  死エサって浮くのを知っていますか、浮いてしまっていてはモロコからはやはり見えません。
  また潮が止まる寸前ではハリスがミチイトに絡んだりします。
  ステイト60センチ・遊動イト150センチ・ハリス300センチ・
  全部足すとどれだけの高さになりますか、5.1メートルになります。


   死エサの場合エサの浮くのを防ぐ為にオモリをハリのチモトに付けるのです。

※ 生きエサではあごから脳天に刺すと即死してしまいますから鼻のあいだに抜いてください。
  生きエサはハリが小さめ、死エサは大き目がいいでしょう

   背がけは生きのいいときは泳ぎますがエサが弱ってくると潮の流れでクルクル回ってしまい、
  釣りになりません。クルクル回っているバカ見たいなエサには何も近づきません死エサの付け方は
  下あごから脳天に突き抜いて刺してください。

   あとサオはしっかりと船に縛り付けてください。リールの先に縛るのが一番です。
  数十万円の道具が海中に没してしまうのが惜しくない人はやらなくて結構です。

  本命でキーパーが外れることはほとんどないのですが外道でくる大型のサメが始末に終えません。
  サメは大きいのになると200〜300キロになる物がかかってくることがあります。
  あとは最大の外道、根掛かりです。

  キーパーのサオ受けの部分を持って海から船側にこじって見て動くものは必ず尻手ロープを付けてください
  キーパーごと外れます。決してよくある付属のコイル状になったクッションゴム尻手は使用しないで下さい。
  伸びきって切れます。

   皮手袋もイトを手繰るときにあると便利です。特に新素材は危険ですので
  簡単に手を切ります。安全で楽しいがレジャーです少しでも危険な行為、道具では没頭できません。

B     釣り方
  よくタナ5メートルと言いますが、最初の頃高めにタナをとって釣りをしていたらそれをやっている間中、
  何年もモロコは釣れませんでした。おもりがそこに着いたら1メートルほどあげるだけまたはリール
  1〜2巻き程度でまめにタナをとること。


   根掛かりが、いやな人はモロコを釣る資格なし。だけど根掛かりはだれでもいやなはず、
  そこで仕掛けに根掛かりがしにくい工夫、又根掛かりしたら極力回収出来る工夫を仕掛けにするそれがこの
  組み合わせ。


  ハリが根がかりしたときは大体取れるエサが引っかかっているのがほとんどで針が引っかかったのはあまり
  経験は無い。オモリが引っかかったのも竿でためていればだいたい抜けてしまう、それでも抜けないときは
  船に用意されている根がかり切りのパイプでイトを切ること。

  40号のステイトだから簡単な根は起こして取ってしまいます。
  このときも注意が必要でさて根掛かりで張ったイトをどう緩めるか、
  スタードラグは緩めればいいのですが問題はレバードラグです。

  注意しないとイトがバックラッシュします。じゃあ、どうやるかというとレバーを持ち瞬間的に
  クラッチを切りすぐつなぎます。それをサオがまっすぐになるまで繰り返してイトを緩めるのです。

  根がかりがなるべくしないよう考慮したオモリで釣る事です。ハリスも根ずれで痛んできたらまめに
  交換することが、ばらさない秘訣です。モロコの鼻面にエサを落としてやるつもりでタナをとることです。
  そうですモロコはエサを追いかけるのではなく待っています。

   アタリがでて食い込まないときもありますがその場合はほとんど小型のサメがエサ取りをしています。
  マゴ針を付けると良くサメが掛かりますまた食いちぎられて時、歯形を見ると数センチの湾曲型にあとが
  付いてエサがぼろぼろになっているのもほとんどサメです。または砂地が点々としているところではだいたい
  エイがエサ取りです。

  エイの場合アタリがあったら少しイトを送り込んでやると掛かります。アタリがあっても掛からないときはその
  正体を付きとめる為にマゴ針を用意しましょう。でないとその一尾がいつまでもエサをいじりながら付いていて
  本命が登場しません。

  マゴ針は新素材の30号を使用して輪を作ります。
  そして輪をチチワにして親針に掛けてやるのです。新素材の性格上水に濡れるとべったりするので緩みません。
  モロコの場合釣った事がない人は、アタリは豪快と思う人がほとんどだとではないですか、違います。

  仕掛けのセットが海底から高めのときはアタリが大きく海底スレスレのときはコツコツ程度のアタリで、
  その後どのアタリのあとでもズッズッとサオ先が入っていきます。ズッズッと入ったら、
  そこで一気に10メーターほど巻きます。


  ここが勝負で何が何でも巻かないと根にはいられてしまったりしてしまいます。
  強引に巻いているとモロコの浮き袋が破裂し胃袋が飛び出し巻が急に軽くなりこうなればもう獲ったのと同じす。

  但し水深30〜40メートルと浅い時はと途中で引きます。一瞬サメかと思わせることがあります。
  あとは波の上げ下げに合わせて船が上に上がった時は巻かないで、下がった時と、動かない時に巻きます。

  モロコの代表的な引きはグングングン、グングングンと引き青物様にギュウギュウ引きません。
  巨大なモロコの姿が現れあなたのモノになります。